実写デビルマンは、邦画史に残るクソ映画として名高い作品で、やばい邦画があればなにかとデビルマンと比べられたりする。
https://homogenizer.hatenablog.com/entry/2022/02/05/130305
上は、大怪獣の後始末が令和のデビルマンと呼ばれた時に書いた記事である。
その時は、昔一度見た時のことを思い出して書いたのだが、今回無料ということで、友達に勧めてみようかと思いもう一度見返してみた。
そして実際見てみると、思い出ほど悪くなかったように見えたので、具体的にイメージが改善されたところを書いてみようとおもう。
まずは、主役の演技。案外記憶ほど悪くなかったと言うか、ところどころやばいシーンがあるだけで、他は周りの人と比べてあまり気にならない程度だと思う。
周りが主役に引き摺られてやばくなってるのかもしれないが。
ただ、戦闘シーンと「あーー」は本当にやばい。ミレーヌと戦っているシーンは、お互いに声に迫力が無さすぎてびっくりした。CGバトルは正当にカッコいいのに、声に気がなさすぎてそっちの印象が強かった。
あと、染谷将太の演技が上手い。麒麟がくるで信長役をやったりした染谷さんが子役として出演しているが、多分デビルマンの中で一番演技が上手い。よくボブサップが一番演技が上手いとか言われているが、正直染谷さんの方が上手いと思う。二番目はボブサップや小林幸子。
やはり主役から遠ざかるほど演技はマシになっていくのだろうか。
逆に、演技が地味にやばいなと思ったのが牛くん。(本当は牛久というらしいが、主役がずっと牛くんと言っているように聞こえる。一応意識すれば牛久とも聞こえる。)
牛くんの演技は主役二人のような派手さは無いが、地味に棒感がよく出ていた。
牛くんといえば、ジンメンに食べられて背中に顔が生えた時に、なんでアキラは牛くんの顔を殴ったのだろうか。
友達だって言ってたけど、本当は昔いじめられてた牛くんのことが嫌いだったのだろうか。それとも、友達だから他の人の顔を殴るより罪悪感が少なかったのだろうか。そんぐらい許してくれるとでも思ったのだろうか。
最後の良いところは、世間が言うほどクソでは無いということだ。
前半はネタとして楽しめるし、課題だった演技力もだんだん慣れてくる。なんなら後半は普通の駄目な映画になってネタ部分がなくなるため、見るのは前半だけでいいとも言える。
田んぼのシーンまでで主なネタ要素は終わるため、そこまでを見れば感想を聞かれてもボロが出ないだろう。
みなさんもぜひこの機会に見てみてはいかがだろうか。
リンク↓
https://gyao.yahoo.co.jp/title/デビルマン/62455c40-a6d5-40e3-a8fb-692cd6126cc9
ちょいちょいグロいシーンがあるため、苦手な人は注意。