煉獄鬼斬りの是非について

今週のお題「鬼」

 

 鬼と聞いて、まず思い浮かんだのがこれだった。

 煉獄鬼斬りとは、人気漫画ワンピースの主人公、麦わらのルフィの仲間の一人であるロロノア・ゾロの技である。

 初めてこの技を放ったのは、2年の修行を経た後の最初の長編となる魚人島編で、彼は修行によって2年前よりも強くなったことを見せつけた。

 その時に放ったのがこの煉獄鬼斬りである。元々彼は鬼斬りという技を使っていたが、2年後は煉獄鬼斬りとして使うようになった。

 

 僕はその進化に割ともやもやしている。

 そもそも、鬼斬りというネーミングはごはんのおにぎりと掛けたものだ。

 2年前の時点ではそれは意識されていたようで、火を纏った際は焼鬼斬り、エニエスロビー編で一度だけ使った艶美魔夜不眠鬼斬りなど、焼きおにぎり、エビマヨネーズおにぎりといったように、おにぎりと絡めた技を放っていた。

 

 しかし、煉獄鬼斬りは何も掛かっていないのだ。同じくよく使っていた虎狩りは極虎狩りとウルトラと掛けているのに、煉獄鬼斬りはなんで何も掛かっていないのか。

 

 ワンピースは今も楽しんでいるのだが、なんとなくゾロを見るたびにそう思ってしまう。